最初は大きくなりすぎたコニファー撤去のご相談でした。ご自分達で植えられた苗木が10年の間に大木になり、台風の時にはひやひやしながら生活しておられました。
でも大きな木になると撤去だけでも結構な金額がかかるもの。
それではと20年前のご入居の時から気になっておられた水はけの問題も含め全面的に作り替えて解決することに。
デザインは一目見て気に入ってくださいました(^^)
和室の前は和風に、リビングの前は明るく広々とした感じをご希望でしたので、隣家のブロック塀をまずはウッドフェンスで目隠し。
使用した木材は産学協同で開発したエコアコールウッド。高耐久天然木でエコや国産材の有効利用にも貢献する新時代の木材。
樹脂製の人工樹木には??の私もこれは◎ なぜって、質感は木!(当たり前か)
でもこれってとっても大事。木そのものを高耐久に処理することと、樹脂を木のように見せかけるのは全く意味が違う。
偽物は、いつかはばれます。絶対に。
ジューンベリー(西洋ザイフリボク)やエゴ(西洋スノーベル)で季節感を、シマトネリコで洋風と和風を自然に繋げ、区切る。
水やり、ありがとうございます!心なしか奥様も木も嬉しそう(^^)
水鉢は奥様のご趣味でもある作家物の器から、何かいいものはないかお尋ねしたところ、どんぴしゃがありました。
大きすぎて使っていなかったそうで、庭のフォーカルポイントになりました。思い入れのあるものが生きるのって嬉しいですね。
石は阿蘇まで直接行って仕入れてきたこだわりの溶岩石。このお庭にはこれしか考えられなかった。
��年前ぐらいまでは結構使っていたのですが、久しぶりデザインの中に入れました。
保水性も良いし、Goodです。
既存の土間は大判450角のイタリアンタイルを貼って明るいタイルテラス
フロントヤードは大きくなりすぎていたツツジなどを撤去し、ブロック塀を塗装剥離、洗浄、下塗り、シーラー、上塗りと手を加え、天然石モザイクタイルをポイントにあしらい、笠石で全く新しいお宅のように。
門扉もガタがきてたので取り付け位置も変更し、使い勝手も向上。ちなみに家の脇に置いた物置などが見えないようついたて代わりのウッドフェンスも施工。
植栽と根締めは主庭とコーディネート。
これからは花壇の中に奥様が色々なお花をアレンジして植えていかれることでしょう。
「定年退職する前に手のかからない綺麗なお庭に」とのことでした。砂利の下はデュポン社製の防草シートですのでローメンテな庭になってます。
最近このタイミングでお庭をさわる方も多いですね。
ちなみに水はけの問題は写真では分からないですが、暗渠排水を2本庭全体に施工することによって完璧に解決しました!
Sさんには最初のご相談よりもかなり大がかりな工事になってしまったにもかかわらず、「やってよかったー!!」と行っていただき、気に入っていただきました。
Sさん、ありがとうございました!
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